cafe Beulmans サポートシップ ご支援のお願い

2012年3月。
1980年創業の「café Beulmans」を引き継ぎ、
お陰様で4年経とうとしています。
試行錯誤、七転八倒の日々で、あっという間でした。
しかし、本当に多くの方々に支えて頂いた日々でした。
閉店する筈だった30年以上の歴史を持つ店を引き継ぎ、
継続させるという事は、想像以上に大変でした。
先代の淹れる珈琲は最高でしたし、チーズケーキも絶品でした。
少しでも近づくべく、教えて頂いた事は全てその通りにして、
「味が落ちた」
と言われない様に、努力と研究、改良を繰り返す日々でした。
しかし、
先代が「店を閉店しよう」と決心したことには理由があり、
先代と同じようにしていては駄目なのだという事に、
半年を経て気付きました。

地元の多くの方々から、
賃料の高い成城で店を運営していくことの難しさを何度も
伝えられました。
確かに、昔からのお店が次々に閉店し、
チェーン店ばかりが増えています。

そこで、様々な改革を行ってきました。
チーズケーキと珈琲の店から、営業時間帯も変えて、
珈琲、チーズケーキ、お酒、フード、音楽のアナログ再生、
そして、ライブイベントを行う店に変化、改革させて参りました。
そして、去って行かれたご常連様もいらっしゃいますし、
新しいお客様もいらっしゃるようになりました。
この4年間で出会った方々は皆、文化や音楽を愛する
素晴らしい人ばかりです。この出会いに、心から感謝しています。
そして、
カフェブールマンのイベントにご出演して頂いたアーティストの方々の
音楽性の高さに本当に感動の連続でした。
ブールマンのような小さな所で演奏して下さるアーティストの方々は、
客席数が限られていても、
厳選した、本物の音楽を身近に楽しんでもらう場所としての
カフェブールマンを愛して頂いていました。
そして、
お客様の数が少なくても、最高の演奏を聴かせて下さいました。
お礼の言葉も見つからないほどです。
更に、ライブのお客様は、演奏を盛り上げて下さったり、
何度も何度もご参加下さったり、店を激励して下さいました。
アーティストの方々、お客様同士、交流を暖められ、
地方からのお客様もご参加下さいました。
それらのシーンの数々を思い浮かべると、本当に胸が熱くなります。
文化を主体とした手間暇をかけた店は
昨今の効率主義・マーケティング優先の世の中では、
時代遅れなのかもしれません。
しかし、文化を中心に人々が集まり、人々の輪が広がっていく場所は、
現代の世の中には絶対に必要だと思い、運営は非常に大変でしたが、
今まで必死で何とか店を続けてまいりました。
そして今、
店の賃貸契約の更新を迎える時期となりました。
私の力不足で、更新契約をする事がとても厳しい状態です。
昨年末に、色々と悩んだ結果、
2月末で一旦イベントのブッキングを中止しています。
もし、店の更新ができなかったら、お客様、アーティストの方々に
ご迷惑がかかるからです。
本当に苦渋の思いですが、閉店することも視野に入れております。
しかし、
お客様、アーティストの方々から、
「大好きな場所だから、何としても続けてほしい」
「ライブが無くなるのは非常に寂しい」
「応援してくれる方々から募金を募ってはどうか」と、
驚く程に、親身になってご意見やアイディアを寄せて下さいました。
周りの方々に相談し、悩みに悩んだ結果、
本物の音楽を身近に楽しんで頂き、
人々が集う場所としてのカフェブールマンを存続させ、
更に発展させるために、サポーターの方々を募ることに致しました。
下記リンクをご参照頂き、もし、ご賛同頂けるのであれば、
ご無理の無い範囲でご選択頂きたいと存じます。

 

サポートシップ 一覧.pdf

サポートシップ 一覧.jpg

 

移り行く成城の街で、
35年の時を経た小さな店ではありますが、
文化や音楽を大切にする方々が集い、
喜びや悲しみを共有され、文化の灯がある空間です。
今後一層、店の質の向上、改革に取り組んでまいりますので、
皆様のご理解とご支援を心からお願い申し上げます。

2016年2月 カフェブールマン 店主 吉岡剛秀

 

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